タピオカなるもの
久しぶり💖テスト二週間前の利根芋です。
前回は絶望的に理系教科が悪く、今やっている範囲もちんぷんかんぷんぷんぷんぷんなので、数学や物理を勉強している気持ちになることで事なきを得ています。
さて、最近話題の「タピオカドリンク」を飲んでみたので感想を書いていこうと思うんですが、皆さんそもそもタピオカってなんなのか知ってますか?
知ってますよね。なんなら中学校の社会の教科書にも載ってたりしますよね。ロボ料理のあたりに。
(ロボ料理)
「大麻草」っていう草の茎をすり潰してなんやかんやしたらあの黒い球体が出来上がるらしいです。
嘘です。「キャッサバ芋」という芋の茎をすり潰します。
しかしこの文を見て「簡単そうだし、キャッサバ仕入れて自分で作ってTik●okに上げて人気者になろう😊」とか思ってる人、甘えんな。
世の中、与党とタピオカには風当たりが強いように出来てんだよ。
毒抜きがすみ、超速加工が施された「エリートキャッサバ」たちをタピオカにするには、皮剥いてミキサーかけて水入れてミキサーかけて容器移して乾燥させてでんぷんとって........というクソ面倒な作業が必要なのです。無理。
これを聞いてもなお、やろうとするタピオカ大好き人間の方はDMください。あなたの全てを肯定するコメントを送ります。
(あまりに疲れていたので写真は二枚しか撮ってないです。なので全部文で説明しなければならないという重責が、華奢な双肩にかかっていると理解して読み進めてください)
というわけで学校帰りに近所の「台湾ミルクティー屋さん」的なところに行きました。属性が多い。
しかし、ごぼうぐらい細い腕の日陰者男子高校生がいきなり「ミルクティーください」と突撃しに行ったら悲鳴、はては通報までありえるでしょう。
そう考えた固有スキル「先見の明」もちのチート主人公こと僕は、その辺をウロウロして人がいない時に注文することにしました。麻薬密売人か?
人がいなさそうな時を見計らって注文しに行くと、アジア系の外人店員の方が応対してくれました。
店「ご注文は」
ぼく「えーと....黒糖ミルクティーで」
店「黒糖ミルクティー。トッピングはいかがなさいますか?」
ぼく「えーと.....じゃあタピオカで」
店「かしこまりました。番号札を持ってお待ちください」
これはみなさん覚えておいて欲しいんですけど、日陰者は店員と接する時に「えーと」から始まります。
何はともあれちょっと待ってたら来ました。タピオカミルクティー。
期待に胸躍らせつつ、番号札を返して受け取る。
(どこで飲も.......)
オタクは自分の家だけがテリトリーなので、外で飲むという文化があまり根付いていません。
持って帰ろうにも、裸のまま渡されたし自転車で来たしで、どうしようもない。
持って帰る途中に自転車のバスケットにこぼれ、ミルクティー臭くなって、野生の「タピリインスタバエ」の密集地になるのはたまらない。
仕方ない
外で飲むか
秘技「家に帰る途中の人」を使って近辺の人を演じ、知らない道を力強く踏みしめることでなんとかタピオカにありつけました。
いざ実食(飲)!
スンッ.....
ぬるい黒糖ミルクティーも思ったより味薄かったし、タピオカも思ったより小粒。
「的を射てるけど、真ん中じゃない」みたいな飲み物でした。
これにみんなハマってるのか?
実はみんな飲んでるのは液体状のMDMAとかじゃないの?
さまざまな思いが頭をよぎる。
薄いミルクティーをすすると、「俺これに400円払ったのか.....」という淡い後悔が胸に立ち上っては消えて行きました。そう、まるであの時の夏の思い出のように......
ここまで来るとただのディスですが、ブームになるのもわからんでもないって感じですね。僕以外の人はハマるんだろうなと。
そのままだったら無味のタピオカも、ミルクティーと同時に口に入れて噛むことで、素朴な甘みと張りのある噛み応えで口内にインパクトを残してくれました。
「美味い」というよりかは「癖になる」の感覚の方が近い気がする。
まあ麻薬みたいなもんですね。
もしかしたら味が薄いのも「糖を摂りすぎたくない」という要望にあってるのかな?ぬるいのも、すぐ飲めるようにという店側の気遣いなのかな?
駄々こねまくりましたが完飲しました。
不思議なもんで、飲み終わったら「おいしかったなー」ってなりました。ダウナー系だったんですね。
あとで聞いたんですが、「ゴンチャ」という店のタピオカミルクティーはまさに麻薬のような中毒性を誇るとか。
まあいずれは都会の有名チェーン店のタピオカを飲んでみたいですね。
そんじゃ
追記: ミルクティーの容器に張ってあった
モデルにリプライするおじさんかよ